梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

黄色の花の物語、第十話を修正しました

恋愛脳メイベルのスキルは、『標的確保』と書いて『ターゲットロックオン』と読む系のアレですね。半径十メートルは、目で捉えなくても気配だけで捕捉できてしまう超能力。ただし、色恋沙汰を連想させる対象に限る、的な。

ごく普通の、どこにでも居る、ちょっと行き過ぎてる恋愛オタクなだけの一般人なんですが……いや、でも私、メイベルが頭の中に出てきた当初、大真面目に『この人、フィオルシーニ皇帝が寄越した密偵なんじゃないか』と考えてたんですよね。結局、全然関係ない人でしたけど。

それくらい、黄色の世界では異質な女性です。メイベルを出せば、どんな作品でもジャンルがコメディーに変わります。

短編集のほうにも、そのうちまた出てきたりするんでしょうか……今のところそうした気配はありませんが、出たら出たで、いろいろぶっ飛ばしてくれるんだろうなあと思います。

 

第十話に隠し要素はこれといってありませんが、あえて書くとしたら、『慈愛に満ちた微笑みで頭を撫でてくれた義理の母親でさえ『賢い』以外の共通点を挙げたことは一度も無い』の辺りでしょうか。

リブロムとレクセルの周りに居た大人達は、二人を政争の道具にするつもりで、対立する派閥同士『こっちの王子のほうが優れている』と言い合っていました。

しかしマッケンティアは、単純に、リブロムはリブロム、レクセルはレクセルであると、個人を個人として見ていたに過ぎず。異母兄弟だから似ているとか似てないとか、そういう視点では見ていなかっただけです。

ちなみに、書いている私自身は、描き分けが難しいなあと思ってます。リブロムは軽くウェーブヘアーが混じっていて、レクセルはストレートヘアーだったりとか、肌の日焼け具合とか、筋肉が薄い厚いとか、分かりやすいようなそうでもないような違いはあるんですが。

そして、外見的特徴をこうして書き出してしまうと、見た目で兄か弟か特定可能になってしまう為、フリューゲルヘイゲンに移住したほうの『アーシュマー』とグローリア=シュバイツァーのペアイラストを描いたとしても公表できなくなるという、マルチエンディングの罠。

両方のパターンを描いて同時に公開すれば良いのでしょうけど、それをやるとベルゼーラに帰った『リブロム』とシウラのペアイラストも描かないといけない気がします。

全四通りを同時公開……それをやるならまず、逆さの砂時計の真・最終回に載せる漫画を描くべきかなあと思ったりもします。やりたい事が渋滞してます。

ちょっとずつでも着実に。

 

今日はここまでです。

明日も早朝に修正の予定。寝坊しないように、しっかり寝ます。

おやすみなさい。