梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

キャラファイル19『グリューエル』

黄色の花の物語に登場する超とドが付く真面目な人柄の男性。ハインリヒ家五人兄弟の長男で、フリューゲルヘイゲン最強の騎士とされている一介の騎士。特に重役などは与えられていないが、腕と人柄に多くの信頼が寄せられており、主に国内を飛び回って次世代戦力を育成しながら諜報活動もしている。

本名はグリューエル=ハインリヒ。

 

普段は家族にも鉄面皮と言われるほど表情の変化に乏しく、合理的かつ正論と正道を地で行くような人。かと思えば意外にも情に厚く、自己犠牲のきらいがある実の妹グローリア=ハインリヒを諭したり、密かにリブロムを気遣っていたり、理性的で温和な内面を窺わせていた。

温和だっけ、穏和だっけ……日記だから良いか……後で調べてみます。

シュバイツェル王家の秘密を知る影の議会構成員の一人で、気苦労が絶えないハインリヒ一族の期待を一身に集めるスーパーなんでも屋さん。できない事もあるにはあるけど、大概のことはまあいいか、で引き受けてしまうお人好しでもある。

 

彼は本編登場時、既に専属医師から余命宣告を受けています。ルビア王妃に期限を付けて妹を解放してあげて欲しいとお願いしていたのは、それがグリューエルが自由に動き回れる限界だと言われていたから。それを過ぎたら退役、ハインリヒ家の邸宅で闘病生活を始めると決めていたからです。

立場上、一介の騎士でしかないグリューエルは許可が無い限り王宮には入れもしないし近づけもしません。退役後は二頭の鷲に近づくこともままならなくなるので、そうなる前に、最後に妹夫婦が心から笑い合っている光景を目に焼き付けておきたかったのだと思われます。

彼が提示した期限は五年。

大陸間侵攻の始まりは、オーリィードの娘達が十歳になった年。

鴉が出現した辺りでは闘病生活が始まっていてもおかしくない計算になりますが、どうやら鴉の情報網でも『数年ほど表に出ていない』様子。果たしてグリューエルはどうなっているのか。

が、次の読み切りで明かされるのですが。

数日前の日記でほのぼの展開とか書いちゃってるし、緊迫した状況になっていないのは確かです。ルビア王妃がそうはさせない発言してましたし、何か良い手立てを見つけたのだと思います。多分。

基本的にフリューゲルヘイゲンは脳筋民族だから、重苦しい事態にはならないんですよね。イメージでは。そういう民族を護る為に、影の議会が奮闘しているんですが。