挿絵を描いてたら夜中になってしまいました。日付け変更線を跨いでしまいそうです。そして眠い。
昨日投稿した黄色の花の物語『誰かの呟き〜貴女の隣で〜』には、短いながらもいろんな情報が詰まっています。
短いと言っても四千文字超えてますが。
双子が一人歩きを始めたばかりの頃マッケンティアも一緒に居るとか、グローリア=シュバイツァーは最初フリューゲルヘイゲンの言葉を喋れなかったとか、ベルゼーラ王室御一行が揃って海を見ていた事があったとか。
特に意味を持って書いていたのは、グローリア=シュバイツァーがフリューゲルヘイゲンの言葉を喋れなかったこと。
グローリア=シュバイツァーは、オーリィードだった頃からフリューゲルヘイゲンにまつわる情報をあまり持たされていません。夜会への招待状に使われたカードの紋章がシュバイツェル王家の物だとも知らなかったほどです。双剣術の出どころも教えてなかった筈です。私がうっかりミスしていなければ。
グローリア=シュバイツァーがフリューゲルヘイゲンの言葉や文字を教わったのは、本編後、ウェラントを出立してからフリューゲルヘイゲンに着くまでの間。それまでは主にウェラントの言葉で会話して
ました。
つまり、グローリア=シュバイツァーはフリューゲルヘイゲンの言葉や文字をごく短時間で政治的会話ができるレベルまで修得していた、ということになります。
幼少期に姫君としての教育を受けていたとはいえ、ほぼ知らない国のほとんど知らない言語をたった数ヶ月(しかも当初は妊娠中)でマスターしてしまうとか、どんな才女なんだと。
あ、日付け変更線跨いでしまいました。
妊娠、出産を挟みつつ短期間で異国文化を政治に使えるレベルまで身に付ける……並大抵の努力ではできません。これこそが、ダンデリオン=グローリアが言っていた『リアはすごく頑張っている』の正体です。
しかも、子供が小さいうちから公務まで引き受けるなんて無茶ぶり。日中はマッケンティアが子守りをしているとしても、相当な過密スケジュールを組んでないと追いつけないでしょう。頑張っているどころか、過労でぶっ倒れないのがおかしいほどです。
それもこれもアーシュマーが居てくれるからだよ、に帰着するのが、今回の誰かの呟きです。
二人の想いの強さと真意が伝わると良いのですが。
今日はここまで。
おやすみなさいです。