梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

キャラファイル5『リーリン』

現在未公開修正待機中の小説『ひとり』第一章の主人公。風の神の守護を受ける神族の孤児で、第五神殿に務める巫女姫。

フルネームはリーリン=パーセジ。

 

幼い頃、魔族によって目の前で両親を惨殺された後、第五神殿の責任者・ティアに拾われ、神族としての力を体得する。

第五神殿を第二の家として巫女姫の務めを果たしていたリーリンだが、ある日魔族の中で最高位の力を持つ月銀色の魔族・エゼルに神殿を襲撃され、自身も片目を奪われた。

衝撃で気絶していたリーリンが目を覚ましたのは、真っ赤に透き通る水の中。魔族には癒しの効果を持つと言われる『紅赤の実』を潰して作られた湯床の中だった。

 

と、初っ端から重たい事情を背負う少女ですが、そのせいか戦うことに対する抵抗感はあまりなく、他人への気遣いなど優しさを見せる一方で、非情さを必要とする場面では冷静な判断を下す一面もある。

月銀の魔族エゼルとは浅からぬ因縁があり、二人の関係には全章に通じる重要な意味があります。

 

戦闘スタイルは、風を操る力と近接格闘術の組み合わせ。風で刃を作り出したり、空を浮遊したり、鎧代わりにしたり、いろいろ。

特技と趣味は薬草採取と調合、花茶を淹れること。特にオリジナルブレンド花茶は、甘くまろやかでも爽やかな口当たりで滋養も高いと、飲んだ者は一様に褒める。甘いものを好まないエゼルでも、なんだかんだ言いながら毎回飲み干す程度に評判が良い。

リーリン自身甘いものは好きだけど、甘ったるいものは苦手。口内でベターっと広がる感じが好きになれないらしい。

 

見た目は小柄の可愛らしい少女ながら、幼い時分より山野を駆け回ってきた為、足腰の強さや全体の筋肉量は並以上。また、第一章後は右目の魔力で一時的に身体強化などを行うことも可能。

 

思いっきりネタバレですが

一人につき一つの属性しか所有できない世界でリーリンの魂にはいくつかの属性が刻まれていて、それには風の神・ルクセラを含む五大神の意図が大きく関わっている。

第三章後のリーリンは、五大神全員の力と魔族の力を全て併せ持つ、生命を司る白の円の女神。

神々から見ても生命の在り方そのものを変えてしまいかねない驚異的存在へと変異してしまった為、神族と人間の世界とは距離を置く必要に迫られ、やむを得ずエゼルとの二人旅を始めた。

 

リーリンを描くと、大体アクションポーズになります。じっとしてることもありますが、身構えていたり、棒立ちに見えて直後に体術を繰り出せる姿勢だったり、まず大人しくしてません。

可愛さではダントツなのに、攻撃的な一面の大きさもダントツという変わった子です。