梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

作品ファイル7『ひとりシリーズ』

多分2003年から2008年くらいの間に描いた落書きが元になっている、現在非公開で修正待機中の小説もどき。

想定で全三章、展開次第では全五章の構成。

 

第一章『青の巫女姫』は、第二の家として身を寄せていた神殿が襲われ、自身も不可解な状況に置かれた主人公・リーリンが、月銀の魔族・エゼルを通して襲撃の背後にあった神族の過ちを知り、この先をどうしていくのか考える話。

 

第二章『緑の神子』は、世界樹に仕える神子であり、一国を統べる女王でもあるレイテルが、緑の民でもないのに蘇生能力を発揮してしまったリーリンを自国で保護しようとする話。しかし、レイテル自身も周りには言えない秘密があって……以下本編。

 

第三章『金の魔族狩り』は、魔族を狩ることに関して一切の躊躇いを見せない凄腕の魔族狩り(ハンター)・ミルシィが、相棒の神精・マリシスの制止を振り切り、緑の国でエゼルを襲撃するところから始まる。結果的には悪意の有無が証明されたことでリーリンやレイテルとも打ち解けるが、ミルシィとの邂逅後からリーリンの周りで不穏な影が見え隠れするようになる。

 

第四章『銀の寵児』は、実母が魔族に拐われ、翌日凄惨な姿で見つかったことから、子供だからという甘えた考えを切り捨てて護国の為に生きる道を選んだ主人公・ニムが、全世界を旅して回っているリーリン達と出会って互いの意思に影響を与え合う話。

 

第五章『紅の最巫子』は、世界の中で最も魔族との争いが激しく絶えない炎の国を訪れたリーリン達が、神殿の最高位と女王を兼任するサラディアと出会い、目的を見失いかけていた彼女に答えをもたらす話。

 

いずれの章もストーリーラインは定まってるんですが、演出などの細かな面で不確定が多い為、上記あらすじは大体こんな感じといった感覚で上澄みを固めたものになります。

特に第三章は、急にエゼルを襲撃させるより、ミルシィが普段行っている魔族狩りの様子から始めたほうがミルシィの人柄も分かるし、両者を知ってる分、展開にドキドキ感が増すのではないかとか、魔族狩りの定義も分かりやすいんじゃないかなとか、第二章との兼ね合いあっていろいろ考え中。

 

しかしこうしてまとめてみると、逆さの砂時計といい、黄色の花の物語といい、多重人格っぽい女性が多いな。傾向が似てる話から順に書き出してるんで似てるのは当然なんだけど、マンネリに見えないように気を配らないとです。