梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

のがにへをとひらがなと漢字の使い分け

おはようございます。

今日はタイトル通り、私が普段気にしている内容をまとめてみようと思います。

 

まず、のがにへを。

近年、やたらと『〇〇の〇〇』という書き方を見かけて首をひねっています。作品タイトルで一番多い印象ですが。

例えば、と言って実在する作品名を挙げるのはどうかと思うので、自分で考えてみます。

仮に『魔女の棲む森』とします。

『〇〇の』には、誰の、何の、どこの、を示す言葉が入るので、魔女の、は問題ないと思いますが。

個人的には、魔女の森、魔女が棲む森、森に棲む魔女、森の魔女としたほうがすんなり納得できます。

誰の所有物、誰の行動結果、何の話、どこの景色、どこの誰、などと置き換えてみれば違和感の理由がなんとなく分かるかと。

 

逆に『〇〇が』は、あまり見かけなくなりました。もしかして単純に響きが悪いと感じて『の』を代用しているだけなのでは? と思うくらいです。

これも、誰がどうした、何がどうなった、などと置き換えて考えれば不自然な使い方は減るのではないかと思っています。

魔女の棲む森に納得できなかったのは

魔女→魔女『が』どうした。

魔女の棲む→なんかおかしい。魔女が棲んでいる、魔女の住まいなら解る。

棲む森→何『が』棲んでるの?

森→森『が』何? となる為です。

 

『〇〇に』と『〇〇へ』は、ほとんど使い分けが無いです。共に、目的、目的地を示す言葉なので。

強いて挙げるなら、『に』に続くのは結果、『へ』には行動開始が多い気がします。

どこに着いた、とは言っても、どこへ着いた、とはなかなか言わないです。

個人的には目的地までの距離感が違うのかなと思います。

〇〇に行こう、〇〇へ行こう、だと、〇〇にのほうが近場な感じ。

あと、こっちにおいで、あっちへ行こうとも言います。

 

『を』は、端折られるランキング通年不動の一位に違いない。大抵『〇〇持ってきて』などと、『を』は存在を無かったことにされてしまいがち。悲しきをの存在意義。

 

 

次はひらがなと漢字の使い分けですが。

行って来る→目的地へ行って出発地に戻る

行ってくる→目的地へ行って戻らない

歩いて行く→徒歩で目的地まで行く

歩いていく→歩行が目的、目的地は無い

無い→存在の消失、確認不能

ない→行動、意味の否定。用法例『ではない』

関係ない→否定、関係は無い→関係性の実証有無

といった感じで認識しました。

これらが国語的に正しいかどうかは、ネット情報だけを鵜呑みせず、国語辞典や漢字辞典も併せて判断したほうが良いと思います。勉強は一生続く。

 

ついでに納得できない言葉ランキング第一位

『耳障りの良い言葉』

障りって、障害ですよね? 良くない状態を示す言葉ですよね? 障害の良いってなんですか? って、見るたびに疑問です。

良い→何が となる点からも、耳障りの良い、は不自然極まりないのですが。

私がおかしいのか……。

 

漢字を使うのは作者と読者で認識の齟齬を回避する為だと思っていたのですが、知識でマウントとか、訳が分からない解釈をされる方も一定数おられるようで不思議です。

調べれば、いえ、調べなくてもいつでも誰かの目につく物事でドヤ顔してもしょうがないというか、しても恥ずかしいだけだと思うんですが……やっぱり私がおかしいんでしょうか。

日本語って難しい。

ニュアンス辞典などが実在するなら、ぜひとも読破してみたいです。

 

今日はここまで。