梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

逆さの砂時計『書の守り人』を投稿しました

また、危うく日記を忘れるところでした。

忘れた時用の記録でもあるのに、記録を忘れるー。

思い出して良かった。

 

さて、『書の守り人』ですが。

内容的にはガッツリ『アレ』系です。お子様は見ちゃいけない系。

何も考えずに読むと、単なる悪魔の食事風景でしかないです。

です、が。

本編の終盤まで読まれた方だけは、理解できるかもしれません。

この話、最初から最後まで大筋も細部も全部が伏線になっている、ということを!

えーとですね。

ネタバレ↓

レゾネクトは食事をする時に力を使っています。なので、セレイラの困惑ぶりやセリフなどから、レゾネクトの特性を推測できるように書いているのです。

また、後々フィレスにも同じことをしますが、頬への口付けはアルフリードの記憶から引き継いだクセみたいなもので、レゾネクト本人にもそうしている自覚かありません。

セレイラはティーの日記を受け継いできた一族の末裔ですが、その正体は堕天使の子孫です。先祖が神聖文字を解読できたのも、元神だったから。ティーは厳密には堕天使とは違いますが、世界樹に力の大半を分け与えた結果、巫の務めを実の子に引き継がせて姿を消しました。その後、巫として通じていた神の一柱が堕天して、隠れていたティーと密かに交流を持っていたようです。

最初セレイラの回想で、珍しく畑が荒らされてなかった、といった主旨の言葉が出てきます。それは、近くにレゾネクトが来ていたからです。神々の性質や悪魔の特性は、時として獣にも恐怖を与えてしまうのです。で、セレイラに力を使ったせいで獣逃走。家畜が朽ちても近寄れないくらい、レゾネクトの残滓に怯えていたそうな。

話の最後、畑も家畜も朽ちた廃屋になっているのは、セレイラの消失後それだけ時間が経っているから。クロスツェル達が世界樹の森に入った時にはもう、セレイラは喰われていたことになります。

そして、セレイラが所有していた黒い日記は、ベゼドラとクロスツェルを経由してマリアの手に渡り、フィレスの力でティーの記憶を持つゴールデンドラゴンへ。

こちらは作品の最終回への伏線ですが、神々の血脈を半分継いでいるとはいえ、半分は人間であるティーが神聖文字の読み書きを許されているのは、ティーの父親が原始の人間であり、原始の人間の母親が〇〇〇〇〇だったからです。ここまで来てようやく、本当にろくなことをしてなかったんだな〇〇〇〇〇。と、思っていただけるように持っていけたら良いなあと思っています。

ということでした!

 

今日はここまで。

おやすみなさい。