梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

黄色のネタバレ

こんにちは。今日も今日とて眠気と戦いながら書いたり描いたりしています。ブドウ糖が足りないのでしょうか。

今日は先日投稿した『報われぬ想いに花束を』に登場した新しい人物、侍女のシャルについて、ちょっとだけ書いておこうと思います。

 

シャルは、シウラがベルゼーラ王国に移住した頃からずっとシウラの侍女をしている二十代の女性です。フリューゲルヘイゲン王国でグローリア=シュバイツァーが貴族達に取り巻きを付けられたように、シウラにはシャルが付けられたもよう。

アルベルト達のミッションはグローリア=シュバイツァーを篭絡することでしたが、シャルのミッションはシウラの監視と、シウラを通してリブロムに接近すること。

ただし、シャルにはミッションをやり遂げる意志がありません。シウラなる女性の人柄を知りたい、から始まって、この女性にならと本心で仕えるようになりました。

そんなシャルの正体は、『力ある言葉』が王宮関係者の意識を操っていた頃、レクセルがリブロムの影武者だった頃に、貴族側から擁立されていた王妃候補です。

この辺り、兄弟のどっちがアーシュマーになったのかが固定されてしまうので具体的には書けませんが、シャルは幼い頃から『ベルゼーラ国王になったほうのリブロム』に好意を寄せていました。

『報われぬ想い』はシウラの五年間であり、リブロムの初恋であり、シャルの好意でもあるのです。

タイトルからしてもう複雑。

いろんなヒントからシャルの正体と想いに気付いたシウラは、一緒にリブロムを支えようと語りかけましたが、シャルの答えは『踏み込むつもりはない』です。想いを隠しながらシウラとリブロムを見守りたいと。

リブロムといいシャルといい、ベルゼーラ勢は我慢ばっかりです。鴉達の餌食にされなければ良いのですが……十中八九狙われるでしょうね。鴉達の狙いは東大陸の弱体化。平和主義でだろうと恋愛でだろうと、勢力を分断させられるなら喜んで突きます。酷い。

 

ついでに種明かしすると、今回のリブロムの行動は鴉達侵攻派勢力による誘導です。シウラを王宮に入れさせる事が目的でした。侵攻作戦は既に始まっています。果たして、リブロム達は気付けるでしょうか。

 

やっぱりうまく纏まらない文章にもやもや。

今日はここまでです。