梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

キャラファイル10『ミウル』

黄色の花の物語に登場する金髪碧眼の美少女有能メイド。掃除洗濯炊事お説教まで、仕事であればなんでもこなします。

フルネームはミウル・ウェリア・ヒューマー。

後に結婚してミウル・ウェリア・フィールレイク。

 

昔からオーリィード大好きっ娘で、貴族の娘に生まれながらドレスや宝石よりもオーリィードの情報を収集したがる変わり者。

ただし、好きだからと言って何かをしようとか期待しているとかではなく、近過ぎず離れ過ぎない距離で見つめていることに意義を感じているもよう。

男装の女優に憧れるような感じでしょうか。

最初はシウラとオーリィードの生い立ちを聴いて憤慨、次にオーリィードの経歴を知って、まっすぐで淀みがないオーリィードの気性に惹かれたらしい。

自身の婚約者・ティアンがオーリィードにちょっかいをかけているのではないか、オーリィードの迷惑になっているのではないかと気を揉んでいる。

が、なんだかんだでティアンとの仲は良好。

 

伯爵令嬢としてのスキルも高く、ロゼリーヌやシウラからも、オーリィード絡みの一点を除いて、高い評価を得ている。

物欲が希薄で、経済を動かす側の人間としてはどうなんだろうという自覚があり、そこはヒューマー領内の大型事業に対する先行投資や今後の成長が見込まれる新規や中小の有望企業への貸付けなどで補う。

自身の力量、あるいは限界を正確に把握しており、その域を超えた物事には異常なほど警戒心を剥き出しにするクセがある。そんなところが、ティアンには猫っぽく見えるらしい。

 

オーリィードとは従姉妹にあたる為か、容姿は『色違いのオーリィード』と言えるくらいによく似ている。ミウル本人はオーリィード様と比べるなんてオーリィード様に失礼です! と話すが、本心では結構喜んでいたりする。

事情があるからとはいえオーリィードを苦しめるリブロムが嫌いで、彼には同情しつつも容赦ない口撃を繰り出す。

 

小説版では無事にティアンと結婚して三人の子供に恵まれ、うち一人を次期ウェラント国王としてサーラの養子に出す。フィールレイク家の後見で国主となった子供と、オーリィードが産んだ双子の片割れが、次世代のウェラント王国を担っていく……ような気がする。ここはまだはっきり見えてこないので不確定事項です。

漫画版ではリブロムの血を継ぐ子供を宿し、リブロム亡き後はそれとサーラの退位を理由に女王として担ぎ上げられる。国勢の立て直しの為に貴族達の要望で女王の伴侶である大公の座にティアンを添えられ、リブロムとの件で負った傷と婚約者への葛藤から長い間塞いでいたが、ティアンの誠意に触れ、徐々に生来の強さを取り戻し、善き指導者として多くの民に支持されていく。

 

ちょっとぶっ飛んだところがある明るい女性で、基本的には真面目なのに、時々道徳から外れた行為をサラッとやらかす困ったさん。

ティアン経由で手に入れたオーリィードの軍服は、一生の宝物として生涯手元に置かれていたらしいです。