梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

散歩を始めてから見えてきた事

毎日、どこかで何かが変化してますね。

それは中洲の形であったり、開いた蕾であったり。

小さな事だけじゃなくて、雑草が刈り取られた後の見晴らしとか、空気の澄み具合で見えたり見えなくなったりする山肌とか。

晴れた日にしか見えない山なんかもあって、その山頂が白くなっていると、あの山の向こうはもう冬なのかな? あの山が季節の境目なのかな? なんて妄想したり。

 

こうした移り変わりを実感すると、創作物を見る目もやっぱりちょっとずつ変わってきます。

旅物語とか冒険物語とか、現代の日本社会ほどしっかり舗装・管理されてる道なんかまず出てこないでしょうし、出てきてもすぐに飛び出してしまいそう。

林や森には蜘蛛の巣がそこら中に張られ、沼や洞には有毒生物や吸血生物が潜み、変わった形の植物があるとうっかり近付けば皮膚をかぶれさせてしまったり虫に刺されたり。

読者としては、どうしても人間同士のトラブルに興味と目が行きがちだけど、当の旅人にしてみれば『数日後……』の中に隠された道中こそが一番ドキドキハラハラしているのかも知れません。

 

…………現代に生まれたからこその考えでしょうけど…………日本に生まれて良かったです。本当に。いろんな意味で。