梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

出す場所が見当たらないネタバレ

一週間が経つのもあっという間ですね。

電子画面ばかり見ているせいか、涙目が止まりません。数百円〜の目薬では効かないようなので、千円〜のお高い目薬を買おうかどうかを検討中です。

おはようございます。

 

今日は、黄色の花の物語シリーズ第一章から出しているキーアイテム『鈴蘭の形を浮き彫りにした木製のペンダント』についての裏話。

 

作中でオーリィードがサーラに贈った手作りのペンダントですが、これにはオーリィードの大いなる誤解が秘められています。

サーラは鈴蘭が特別に好きという訳ではありません。そもそも植物に対する思い入れなど、黄色の花以外には無いのです。

ではどうしてオーリィードは、サーラが鈴蘭を好んでいると勘違いしたのか。

それは、ゼルエスとの初対面後、サーラが自らの手で植物を育て始め、鈴蘭には殊更手を掛けていたからです。

サーラが植物を育てている様子はオーリィードに『サーラは生命を愛する心美しい女性』だと思い込ませ、中でも鈴蘭の成長を待ち侘びている笑顔が純粋で楽しげなものに見えた為、『鈴蘭が好きなんだ』との結論に至ります。

実際はその真逆の真意が隠されているとも知らずに。

 

鈴蘭や百合は見た目の可愛らしさ、分かりやすい特徴故に、現実世界に出回っている女性向けの作品で多くの女性キャラが好む花ですが。

生体にとっての毒が含まれている事実は意外と知られていないのだと、第一章公開後にツィッターのタイムラインで知りました。

私は小さい頃に教わっていたので、頭の中に『敵意を知った『王女が』『鈴蘭を』好んでいた』というフレーズが出た瞬間、毒殺を企んでいたんだなとすんなり納得しましたし、小説でも第一章を公開した時点でサーラの怒り度合い=オーリィードへの愛着を暗示していたつもりだったのですが……毒の存在を知らなければ伝わるものも伝わりませんよね。

自分が知っているからといって、自分以外の全員が知っているとも限らない。の典型でした(反省)。

 

いつかこの真意を小説で書こうと思っていたのに、サーラのハッピーエンドを書いた後で出しても今更感がありますよね。

書くにしても、小ネタで挿むか。

ちょっと考えます。

 

今日はここまで。

涙目を休ませてきます。