梅見月ふたよの創作系裏話

創作物に関する独り言を連ねる日記帳

言葉選び

日記は朝の内に書いたほうが頭に良さそう。

おはようございます。

 

今日はオーリィードの精神状態の表現について。

理性、正気、混乱など、いろいろな言葉を使っていますが、どれも的確な表現になっているのかどうか、私には微妙です。

 

正気を保っている……これはゼルエスの前でうっかりサーラやアーシュマーに助けを求めてしまわないよう、オーリィード自身が常に気を張っている状態を指します。

大切な人の名前を呼んではいけない。気を付けていないと無意識に呼んでしまいそうで怖い。だから、どんな時でも自意識を律していなきゃいけない。

という流れだったので『正気』と表現しています。

 

理性が砕け散った……正常な思考回路や活力が失われた状態を指します。

ゼルエスの時は、大切な人達を護りたい一心で自意識を律しながらも、仲間達が傷付けられたせいで反抗するだけの活力が尽き、まともな考え方ができない、一種の錯乱状態に陥っていました。

でも、大切な人の名前を呼んではいけない、部屋を出ようとしたらみんなが危険な目に遭ってしまうと、それだけは明確に判っていたので、決して呼ばないよう、部屋を出ないように自分を律していた。

だから『理性が砕け散っても正気は失われていない』と表現しました。

サーラの時は、理性が砕け散った、よりも、人格が崩壊した、のほうが近いかもしれません。グローリアが提示した前提から『意思決定の連続が人格として昇華する』の部分が該当します。

意思決定は目的や目標の下に行われるものなので、それらをサーラに否定されて失ったオーリィードには、それまでの『騎士を目指すオーリィード』としての意思決定の連続は意味を成しません。

でも、サーラの真意は感じ取っていたので『サーラを慕う妹としてのオーリィード』は残った。

錯乱状態だった騎士のオーリィードという人格が崩壊して、錯乱状態に陥る前のオーリィードが表面化した感じです。

この感覚を作中で説明するの、本当に難しかった。

伝わっていれば良いのですが。

 

あっという間にお仕事の時間が来てしまったので、今日はここまで。

行ってきます。